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不愉快に慣れる?

3月6日(火曜日)

社会人になって40年余。

仕事を通して沢山の方々との出会いがあり、沢山の失敗と沢山の学びを得たものの、相変わらず『まさか?』という坂に戸惑い、『ウソでしょ?』と思う本当の嘘をつかれ、『勘弁して下さい!』という不可解な出来事を体験しています。

自分が若かりし頃には、周囲の方々に今のわたくしと同じ様に不愉快な思いをさせ、頭を悩ませていたのであろうと遅まきながら反省をしています。

このところ、採用に関する電話を直接受けずにいましたが、そうもいかなくなり今日もその手の電話を数本受けました。

人材紹介の会社で面識のない方からの連絡は特に酷いものがあります。

文字通り、人を材料として自分たちの紹介手数料しか頭にないと思われる仕事ぶりです。

もはや、仕事とは言えないものですが、厄介なのはその人やその会社が今のやり方を「仕事」としている事です。

紹介手数料をお支払いするのは企業です。

『条件』の確認だけの電話は遠慮して頂きたいものです。

30歳で二回転職している人の求める年俸が500万円。

その方がどの様な働き方を望み、どんな仕事を提供して下さるのか?それを何も確認していないまま「500万円ご希望ですが、いかがでしょうか?」という聞き方をしてくる。

骨董品のオークションですら、物を見て状態を確認して払っていい金額を決めるものです。

右から左に情報だけ流し、たまたま決定したらその35%が懐に入る仕組みを何とか変えさせないと本当におかしくなります。

500万円の35%=175万円 それに消費税8%を加えると189万円・・・・💦

年間3人の採用をこのペースで行ったら、零細企業は継続する事が出来なくなります。

本当に必要なところにお金を掛けられる様に準備をするのが社長の務めです。

その支払いの価値があると思わせる仕事を提供して下さる会社にお支払いしたいものです。

それにしても、営業の電話は不愉快な感情を湧き立たたせます。

小さな会社のたった一人の社長がゴタゴタ言ったところで直ぐに何かが解決するはずもありませんが、電話で繋がるのも何かの縁。

電話の会話を通して、その企業の考えやどれだけ顧客を大切に思っているのか、その反対なのかが良く伝わります。

改めてそれを社会勉強だと受け止め、明日はもう少し上手く立ち回ろうと思います。

不愉快になるという事は、自分で自分に嫌な気を上書きすることになります。
それは自分にも、会社にとっても不利益な事です。

若い人の無作法や勉強不足の言葉遣い、良心の無い会社が提供させる不躾な言動に一々腹を立てない事。

人の姿をお借りして、我が身の在り方を学ばせていただく事にいたします。


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2018年03月06日 23:14に投稿されたエントリーのページです。

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