3月7日(水曜日)
昨日、人材紹介会社への高い手数料について、嘆きのコメントを記しましたが、今朝の日経が看護師の採用費用が3年間で一億を超えた法人が5つもあったと報じていました。
記事にもある様に、医療機関や介護事業所、薬局も制度上の人員基準を満たさないと運営出来ない事になっています。
採用費用を掛けたくないなら辞めさせない事。
この様に単純な一言で解決すれば苦労は不要です。
高い紹介手数料を支払って入社して貰った後に、辞めてほしい💦と思わせる人がいるのが困るのです。
今朝の記事には、離職者が多いのは労働環境が悪いなど法人側に定着しない課題がある事が多いので院内での検証が必要……とありました。
確かにそれぞれの会社には是正しなければいけない課題が多かれ少なかれあるでしょう。
わたくしは、それ以外に働く側の意識の持ち様を、少し変えて頂くと良いと思っています。
PCやスマホで簡単に登録が出来て、希望条件を悪びれずに入力できる。
自分のスキルや仕事に対する意欲など持ち合わせていなくとも、ポチポチとボタンを押すだけで登録完了!この安易さが求職者と採用側のアンマッチを引き起こしている様な気がしてなりません。
紹介された会社がどんな仕事を求めているのか?お客様に何を提供しようとしているのか、全く下調べもしないで面接にやってくる。
親戚の叔父さんや叔母さんに手を引かれて身体だけやって来た大人の姿を子供の様です。
質問をすると「わたしですか?」と質問返し。(あなたしかいないでしょ?と心で突っ込みを入れる)
面接で質問される内容くらいは想定して来ましょうヨ!
求職者は求職者で、紹介会社がちゃんとした会社を紹介すると思い込んで、待ちの姿勢であるのがわかります。
ハローワークで自分で色々な企業を検索し、自分で電話を掛けてくる人は準備が全く違います。
今、ヒロ薬品でドッシリ会社を担ってくれている人、中堅どころの人達はハローワーク経由で自分の足と自分の目と耳でここにたどり着いた人が多いので、余計に『人頼り』に違和感を覚えるのかも知れません。
企業も求職者も、お互いの五感と第六感をフルに活用してお互いを見極めないといけません。
し・か・し、冒頭に述べた様に、入社後の仕事ぶりがとんでも無い事が分かった時の脱力感💦
自分の育成方法に間違いがあったのか?
その人に合った十分な伝え方が出来ていなかったのか?と、この何年かで自分を責める事が幾度かありました。
そんな落ち込んだ姿を見て「大丈夫ですよ」と慰め、励ましてくれる社員たちの為に脱力から気を奮い立たせないとなりません。
会社を継続させる為には、良縁と良運を信じて採用活動を続ける以外にないのです。