4月4日(水曜日)
今日も相変わらず求人・求職サイトや人材紹介会社の担当者から何本かの電話を受けました。
色々な条件を提示されても実際にどんなサイトなのかを自分で見てみないと話しになりません。
そこで、ある会社のサイトを開いてみたところ
『資格は取ったけれど、仕事への不安が・・・・・』
↓
『初めてだけど入浴介助なら出来そう』
何と恐ろしいキャッチコピーでしょう。
訪問介護の所長と呆れた後に憤慨しました。
入浴介助は高いスキルが必要で、身体的にも介護者側に負担の多い大変なお仕事です。
とても初心者が出来る訳が無いのです。
この様な事をお解りになっていない方が書かれたものでしょうが、無責任過ぎます。
この言葉の安心感で仕事に就いた人は現場でのギャップを感じ、裏切られたと思わないでしょうか?
そして、更に気に入らないのが『お祝い金』システムです。
採用されたら1回、勤務が継続されたらもう1回最大1万円ずつ受け取れるという『人参』がぶら下げられていました。
この就職祝い金は、各事業所でも採用の際の売りにしているところがあります。
他社との差別化をお金で勝負する。
この方法は、安売り合戦を続けるとお互いが破滅していく事に類似します。
企業は給料や休みの日数を競い、求職者はその人参欲しさに就職したとしても、仕事の中身が追い付かない。
経営者は『初めからこんなに手厚くしているのに、そんな仕事ぶりでは困る』と思ってしまうでしょう。
医療や介護の現場のみならず、飲食も運送も建設も、一般事務ですら常に人が足らないで、人探しにばかり時間とお金をかける今の状況は、どうしたら改善できるのでしょうか?