5月17日(木曜日)
合唱や合奏など複数で奏でる音楽は、指揮者の指示に沿って一人一人が隣の人の声や音を聞きながら、自分の音質や音量を調整します。
自分だけが目立ちたいとか、みんな音を出しているからここはチョット休もう・・・・などと自己都合の人がいると、音楽にはなりません。
これらの事は、仕事、チームワークにも通じると思います。
譜面に忠実に音を出す。(譜面は約束事のかたまりです)
この数年は、平成生まれの20代の先生に音楽を通して『調和』という事を教わっている次第です。
今年の夏の発表会にはピアノの先生との連弾で出演することが決まりました。
一人で自由に弾くのとは全く違う体験をしています。
音の入り方、長さ、リズムを合わせるには先生の音をしっかり聴かないと出来ないのです。
自分の指の始末だけで大変なのに、となりに座る先生の音の出し方、止め方、音量を感じ取らないとアンサンブルになりません。
アンサンブルで一番大事なのが相手との呼吸合わせです。
声を出して歌うわけではないのに、一緒に息を吸い、一緒に吐き出すと共に初めの音を合わせます。
息の長さは、譜面の初めの音符と決められたテンポに合わせます。
何かを共働する時、気持ちを合わせるのが大事だというのと同じです。
趣味はそれぞれ好きな人同士が集まるので、気持ちが合いやすい反面、完成のイメージや練習量
は環境が異なるので、やはり揃えるというのはそれなりに大変さがあります。
仕事場では、同じ時間数で働き、ほぼ同じ環境ですが、仕事をする動機や達成感の覚え方が見えにくく、各々の仕事観がある為に、『気を合わせる』事が難しいのでしょうか?
そのハードルを出来るだけ飛びやすい様に、社内の基準を作るのですがその理解も10人10色。
個性は人の数だけあって然るべきですが、仕事の基本はある程度揃わないといけません。
ココが世の中の組織人の永遠なる悩みなのかも知れません。