7月19日(木曜日)
業務の効率化については様々な方法が論じられたり、その手の書籍も沢山あります。
会社としてはどうしてもその課題に向き合わないといけないので、『10分で〇〇〇』とか『5分で出来る△△術』などというテーマが目に止まります。
効率化に最適なのがITの活用であり、IT業界の人が提案しているPCの操作方法や、メモの取り方、情報提供の方法、共有化についての進化には恐れをなすばかりです。
最近タイトルに惹かれて購入した本は、いわゆるIT業界で活躍された方が書いたものですが、とにかくカタカナ用語が多く、恥ずかしながら理解が追い付きません。
これは生産性の低い情報の取り方だと思いつつ、少しは何の事だか知らないといけないと思って、ネット検索しながら読み進めています。
INが普及していなかった頃には片手に辞書・・・・という事もありました。
先日、薬局の経営者と幹部の方々とお話をしていた際に、
「最近はレジュメの事をアジェンダって言うらしいですね」という話から、
「何だかよく分からないで横文字使いますよね」
「IT関係者で話すならいいけど、素人に向かって横文字、カタカナ用語を連発されても・・・」
「金融関係の若い人にも多いですよね」
「そうそう、普通に日本語で話せば良いのに、なぜかカタカナ用語にしたがる・・・・。この前の営業の人、自分で何を言っているのかわからないで使ってましたよね」
という様な会話でひと時盛り上がりました。
・ステークホルダー
・マルチタスク
・ボトルネック
・アサイン
・レファランス
・リマインド
これらは、普段何となく耳にしたことがあっても、日常会話には出てこないものです。
フェーズを切ってボトルネックを回避・・・・? 自慢ではありませんが、この説明には少しの時間を要します。
しかし、言葉には慣れというものがあります。
一昔前から、根拠の事をエビデンスという言い方に変化してきて、だいぶ耳にも口にするにも慣れてきました。
インプット、アウトプットも同じです。会話に普通に盛り込まれるようになりましたが、もちろんご高齢の方には使いません。
解り難い日本語をカタカナ語に変換するなら親切ですが、カタカナ用語を使うと「出来る人」に見えると思っているのかしら?と思います。
医療や福祉の専門用語も同様です。
自分達では使い慣れている為に、不用意にカタカナ用語や英語の略語を使ってしまうのですが、同業者なら未だしも、お客様や業界が違う方々とお話する時には言葉を選ぶ能力が必要です。
という訳で、文字が大きく、文字間のスペース(隙間)があるにも関わらず読みにくく苦戦をしているところですが、♯や♭の記号が沢山付いている譜面を読めるようになるには、辛抱して慣れていく以外にない様に、カタカナ用語も一つづつ使用例や使用の効果を感じられれば使いこなせていくのかも知れません。
基本的には、相手に伝えたい事が充分に伝われば良いのです。