患者になってみる
10月11日(木曜日)
ブログの更新が滞り約3週間。
日にちが経つのはあっという間です。
先月末に年金事務所で調査を受けている間、妙に冷房が効いていて、何となく嫌な感覚を持ったのですが、案の定、その後から体調を崩してしまいました。
奇しくも今年は台風の当たり年。
気管支炎や喘息の発作が重症化するのは、気候、季節的要素も多いのだそうです。
体調を崩そうが、咳が止まらず声が枯れようが、容赦してくれない事柄は重なります。
どうにも理不尽な思いを抱えながら、いざクリニックで診療を受ける患者の一人として先生や看護師さん達には大変お世話になった2週間でした。
診療中は勿論、受付の方々のお心遣い、言葉の一つ一つが心に染み渡ります。
呼吸が苦しい事、その事を慮って下さるだけで、涙が浮かんできそうになります。
仕事がどんなにきつくても、意地悪されても涙は出ませんが、弱っている時の優しさには涙腺が緩みます。待合室で目元にハンカチを当てているなんて、自分でも想像がつかない姿です。
元気でいる事が当たり前の様に過ごしていますが、急に弱ってみるとクリニックの関係者は勿論、社内の人達、友人を含め、周囲の愛情にどれほど支えられているかを感じる事が出来ます。
自分に向けられている配慮を当たり前だと思ってはいけないのです。
有難き幸せだと思います。
恥ずかしながら、いい歳をしても未熟者であるわたくしは、時々この様な機会を与えて頂かないと、謙虚な気持ちを忘れてしまうのです。
何が起きても必然であると受け止める。
起こった事から何かを学び、この先に活かす以外に先の見通しは立ちません。
一人一人の配慮に感謝しつつ。
さて・・・。
今日はヒロ薬品創業者の高橋会長のお誕生日です。
めでたく古希を迎えられました。
これからも、お健やかに会社の成長を見守って頂ければ、これに代わる幸せはありません。
少しこじれた病気を体験すると、毎年のお誕生日を無事に迎えられる事が如何に大切であるかが解ります。
『生きているだけでまるもうけ』
さんまさんの名言です。
生かされている事に感謝しつつ、まだ残されているお役を果たす為に、元気になります。