12月6日(木曜日)
木枯らしが吹かないまま暖かな師走を迎えました。
先日立ち寄った婦人服売り場の方が、『今年はコートの売れ行きが良くないんです。出ているのは薄手のモノだけですね…』とため息をついておられました。
生暖かい師走とは言え、12月中にする仕事には何も変わりません。
今日は朝から雨で息が白くなるほどに冷えました。
事務所のトイレがほどほど広く、窓には換気用のスリットが入っているので、冬は身が縮むほど寒いのです。
そこで、極コンパクトなオイルヒーターを設置してみたところ、まさに快適♪
ついでに、スリット部分をペーパータオルで覆うと別世界です。
勿論、窓の開閉は自由ですので、換気に問題はありません。
隙間風対策を施し、ヒヤッとした感覚が無くなったという事は、急激な血圧の変動を気にしなくて済む事になります。
国が推奨する冬のヒートショックを防ぐ為の温度差は3~5°Cと言われています。
そのわずかな温度差が体調変化に大きく関与しているのであれば、昨日と今日は10℃も違うそうで、調子が狂うのも当たり前です。
さて、ご高齢者のお宅に伺うと、まさにこのヒートショックが心配な場面が多くあります。
玄関ドアに新聞受けが設置されているドアは隙間風が入り放題です。
活動が少なる傾向にあるご高齢者は、一部屋にじっとされている事が多く、その場所以外の暖房には必要を感じていない場合もあります。
『もったいない』という考えはわたくしも好きな方ですが、命を代償にしては何にもなりません。
私たちのお仕事で一番気になるのが、年末年始の数日間の過ごし方です。
『どうしても…』という方には大晦日であろうと、元旦であろうとご訪問は致しますが、数日間をご無事に過ごして頂ける様に、室温・湿度に関しては出来るだけわかりやすくお伝えをしています。
なかなか現実は上手くいくとは限りませんが・・・・。
わたくしは、自身のメリット、デメリットを含め実体験の印象を素直にお客様にお伝えしたいと考えています。
今回のトイレ暖房は、マアマア面白い体験でしたので、トイレに限らず、脱衣所や寝室のほのかな保温対策としてお話していきたいと思います。
寒くなる季節は空気が乾燥して、イルミネーションが綺麗に見えます。
外は煌びやかな季節になりますが、実生活で安心・安全に過ごすには意外と地味で実直なコトの積み重ねである事が多いのです。
普段は地味で実直な生活を営んでいるからこそ、綺麗なイルミネーションの光りたちに心躍らされ、癒されるのかも知れません。