2019年仕事始め
2019年 1月4日(金曜日)
新年明けましておめでとうございます。
穏やかなお正月を過ごし、今日からまたお仕事が始まりました。
今年も変わらず、皆様方のご支援を賜りつつ、真面目な経営を行って参りますので、どうぞよろしくお願い申しあげます。
さて、新年の楽しみの一つに『箱根駅伝』があります。
2日の朝、大手町をスタートして箱根を目指し、芦ノ湖のゴールでは全ての選手にパンパーンという花火の音で祝福されます。
翌朝には箱根から大勢の応援団や観客が待ち受ける大手町のゴールを目指してタスキを途絶えさせることなく走ります。
その徹底した姿には、毎年感動を覚えます。
我が家は、2日のお昼に兄弟姉妹で集まり新年会を開くのが恒例となっています。
今年は大手町をスタートして直ぐに一人の選手が転倒し、2区に繋げられるのかとても心配な場面がありました。
丁度、電車で移動中の為にその結果を知らずにいましたが、家族での新年会はその中継を一緒に見るのも当たり前の光景になっています。
転倒した選手は何とか走りぬいたものの、タイムオーバーでその大学のタスキは繋がらなかったことを後で知りました。
一年間、いや選手によれば何年もこの日の為に努力し、練習してきた晴れの日にアクシデントに見舞われる・・・・。
本当に残念な気持ちだった事でしょう。
年の初めに、人が懸命になっている姿を何時間でも見ていられるというのは、そうそうある事ではないと思います。
年の初めだからこそ、若い方々の一生懸命さや、この日の為にどんなつらい練習に耐えてきたのだろうと想像するだけで、『今年も頑張らないと!』と自分自身が励まされる思いがいたします。
夏は高校野球に感動し、冬は駅伝。
どちらも、3年とか4年という限りある時間の中での成果発表の場です。
昨今では、運動選手の練習も単純に体を動かすだけではなく、科学的に、論理的にマネージメントされている様です。
『頑張れ!』という精神論も大事ですが、練習メニューをはじめ、身体を作る食事のメニューや休息の取り方なども非常に具体的になっていて、選手一人ひとりがそれを実践するから強くなるのだそうです。
仕事の在り方もにも共通すると思います。
この仕事のゴールを設定する→先頭に立ち指揮する社長や管理職の役目
段取りを考える→各チームのリーダーが個性や強みを理解して役割を与える
戦力メンバーを選定(配置する)→『君に任すよ』と温かい励ましを添えて
各メンバーが仕事を続ける体力と気力を持ち続ける→健康管理とホドホドのメンタルトレーニング(コントロール)を身に着ける
自分やチームメンバーの得意技を知り活かすこと。
反対に、弱いところは誰かに補ってもらう事も必要になります。
その時に、補ってくれる人に対してどれだけ感謝の気持ちを持てるか?
感謝の言葉を伝えられるか・・・・?
してもらった事に『有り難うございます』 『助かったよ』
迷惑を掛けたら『申し訳ありませんでした。今後気を付けます』
『約束は守ろうね』
こんな極当たり前の会話を持つ事。
人間力とは、その部分の事を言うのではないかと思うのです。
どれだけ一人の力量が高くても、タスキを繋ぎ続けるという崇高な行為はできません。
チームメンバーの個性やそれぞれの力量、心根を理解し合っているからこそ、一人一人の力が何十倍にもなって花開くのです。
ヒロ薬品の一人一人もそうあって欲しいと切に願います。
人間力upの為にする事、出来る事を見つけ、様々な取り組みの場と環境を作るのがわたくしの仕事だと思っています。