2月27日(水曜日)
小さな会社の社長は、何でも屋です。
しかし、何でも自分でできる訳ではありませんので、会計や労務、法律の先生方に顧問となって頂き、業務をご支援して頂き、ご指南を仰ぐこととしています。
その他にも、採用に関する窓口、交渉、諸手続き、店舗の賃貸借契約(新規も更新も)や業務に必要な機器の契約等々、年々増える管理業務を適切に行うためには、それぞれの担当の方々のお力添えが無いとその都度困るのが現状です。
中でも、保険契約とその更新は本当に気を使います。
店舗毎に加入しなければならない火災保険。
業務災害や通勤災害/や休業補償に関する保険。
お客様への補償に関する保険。
バイクや車の各種保険。
その他・・・・・。
数年前から「保険の窓口」という店舗が増え、相談のお客様も増えているそうですが、企業の保険を対象にした窓口もあります。
どんな保険に加入し、それがその法人にとって適切なのかどうか?
次々加入していくうちに補償内容がダブっている事もある様で、客観的に診断して下さる信用のおける方と出会う事は大変ありがたい事です。
一方、説明を受ける側としては専門用語を並び立てたり、早口で説明されると理解不能となり、理解できない自分に自信を無くし、話を聞きたくなくなる・・・・という悪循環が起こります。
これは保険の説明に限りませんが・・・・。
わたくしどもの仕事の内容を、普段、医療や福祉に携わらない方に早口で説明しても、そう簡単にはご理解いただけないのと同じ理屈です。
今は亡きわたくしの恩師は、『難しい言葉を使って自分から相手にお伝えするように』と常々話していました。
確かに、面白い様に分かりやすい例えを用つつ、話の重要性を伝えるのに十分な会話をされていました。
昨日、今日と意味不明なメールの内容について確認をしていますが、一向に納得のいく回答が得られません。
電話でお互いの会話の内容を理解するのは、相当集中力が必要です。
一度要件をお伝えし、担当者からの回答を待っては見たものの、肝心な事が伝わっていません。
もう一度説明をして、自分では対応しきれないと分かると、上長から回答すると言われ、上長と話すとまた繋がっていないので、三度も同じ話を繰り返すことになります。
『お客様対応の向上の為に録音をしています』というメッセージを全く活用していない事が分かります。
電話を受けた人は、電話を受けた会社の人、プロとしての対応をして下さると本当に助かります。
そして、この体験を自社のサービスの実態と照らし合わせるのが社長の仕事の一つでもあります。
ウチの人達は上手にやっているのだろうか?と。
人様の対応に不満を感じるのは『自社の対応が上手になる様に、社長が他の企業様の姿をお借りして学びなさい』と言う事だと理解して、また励むことにいたします。