平成31年4月30日(火曜日)
今日で平成が終わります。
毎日の事で精一杯でいる為に、実務的な事しか思い描けていない昨今でしたが、いざこの日を迎え、果たして自分にとっての平成とはどんな時代だったのかと振り返ってみました。
わたくしが縁あってヒロ薬品に入社した年が正に平成元年でした。
それから30年、がむしゃらに仕事に向き合って来たように思います。
そう表現すると何だかカッコイイ様ですが、よそ見をしている余裕など無く、迷っては確かめ、確かめては疑問に感じ、疑問を解決したくてその時その時に出会う方々から指針を頂き、何とか進んで来られた年月だったと思います。
先日、店舗運営のイロハをご指南下さった薬局経営者の大先輩が平成の終わりと共に天寿を全うされました。
訃報に触れた時に。慈愛に満ちたご支援を頂いた事、どれだけ励まして頂いたことか、沢山の場面を思い出す事となりました。
Y先生との出会いが平成の始まりで、お別れの日が平成の終わりの日。
代表になって10年。
ウカウカすると自分の力で生きている様な勘違いを起こしがちですが、そんな事はあり得ない、そんな傲慢な考えを思いとどめる事が出来ました。
先生のお優しいお声といつも暖かく見守って下さるお姿を思い出し、沢山の方々に支えて頂いて今がある事、謙虚にならなければいけない事、何よりも人様に貢献して、愛される人間でなければならない事を教えて頂いたお別れのひと時でした。
人にも、会社にも節目があります。
新たな判断が求められ、ますますシビアな感覚が必要になると同時に、人と人の関わりによってしか自己実現が出来ないという事も認識を新たにするところです。
何はともあれ、平成の30年間は、わたくしにとって掛け替えの無い年月であった事には間違えがありません。
明日から始まる令和の時代に、何を示し、何を残していけるのか?
まだまだ試され続け、模索の毎日を過ごすのだけは間違いないと思います。
ただ、ただ一生懸命に生きていくだけです。
平成の30年間に心より感謝いたします。