7月3日(水曜日)
業務日報がクラウド上に記載されるようになって、数年経ちます。
各部署で担当しているお客様の日常がそこから読み取ることができます。
・・・デイサービスでお迎えに伺ったら姿が見えなかったので、今後の対応についての確認。
・・・飲み忘れや、自己判断でお薬を中断して体調を崩された方の報告。
・・・お亡くなりになる数日前にお風呂に入ることができ、とても感謝して下さるご家族とのエピソード。
・・・一人暮らしでゴミ出しが出来ない方へのサポートについて・・・・・。
連日、雨でも風でも雪でも担当者はご自宅を訪問し、お困りごとを確認し、解決策を高じようとしています。
その記録を読むだけで、命をつなげる事の尊さ、大変さを感じます。
かつてはその真っただ中に居た者の一人として、現場の様子を想像する事には困りません。
先日の主任ケアマネジャー協議会の設立総会でのグループトークの中でも、関係者との連携に苦慮している話が沢山出ていました。
一部の支援者がどんなに時間をかけ、気持ちを傾けたとしてもできる事には限りがあります。
人一人の生活、命を支える為に最善を尽くす。
致し方なくあきらめなくてはならない事もあります。
どんな生き方、そんな終わり方を望んでいらっしゃるのかをきちんと伺っていれば、終わった後のご家族のお気持ち、関係者の心持は変わってくるのではないかと思います。
この世に授かった命の灯があと僅かだと知った時に、何をして差し上げられるのか?
これは永遠のテーマで、これが正解!というものはないと思います。
正解が無いから何も考えないのではなく、答えの無いものだからこそ、命に対して真摯に向き合って考える事が人としての在り方だと思います。
そして、責任重大な仕事を担ってくれている皆さんに感謝です。