8月26日(月曜日)
哲学的な話になりますが、人は何の為に生まれてきたのか?と考えた時に100人100通りの答えがあると思います。
生まれた瞬間から天に召されるまでの間をどうやって過ごすのか?
その生きざまを試されている様に思います。
この週末に、大変に心打たれる『つぶやき』を何人かの方々から聴かせて頂く場面がありました。
デリケートな内容ですので、詳しくはお伝え出来ませんが、人って何も準備しなくても自分の気持ちに正直になれば、自分の言葉で様々な想いを伝える事が出来ると言う事を学びました。
結婚式のお祝いのスピーチも、定型文を読み上げる人が続くと残念な気持ちになります。
計画的に文章を用意するとどうしても画一的で、引き込まれる事が少ない様に思います。
週末の会では、まさにライブ中のライブ感満載でした。
絶望感や喪失感、悲しみや苦しみを語っていくうちに、スピーチの終わり頃にはご自身なりの希望を見出して笑顔でスッキリしたお顔になっていく姿がありました。
人間て強いんですね。
ご自身の気のすむままに語っているのを、誰も口を挟まずに見守っています。
せかす人も誰一人としていません。
とても辛いお話なのに、人の営みの中にある少し可笑しなエピソードに触れると、伝えているご本人も聴いている人達も泣きながら笑っちゃうのです。
『共感』と言う事を頭の端っこで理解するのではなく、全身で体験した気分でした。
そして、わたくしの周りで起こっている悩みは、本当に小さいものだと思わされました。
スピーチで共通していた事は、命の長さは主治医が決めるのではなく、自分で決めると言う覚悟。
覚悟を持つと、何をやってもやらなくても、自分で選択する事で心が自由になれると仰っていました。
仕事場でも家族の中でも、趣味の仲間たちとの間でも、『人間関係』での悩みは付き物です。
相手に対しての不満は表すけれど、『ありがとう』と言う言葉を伝えていなかった。
『ごめんなさい』と謝らないまま会えなくなった・・・・・。
今一緒に生きている人、これから先に出会う方々には、素直に自分の言葉で想いを伝えて行きたいと肝に銘じました。