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2019年09月 アーカイブ

2019年09月03日

違い

9月3日(火曜日)


夕暮れが早くなりました。

季節の変わり目は朝夕の温度差や、夏の習慣のままの寝支度では寝冷えをすることがあります。

気圧の変化にも注意が必要です。

お陰様で今のところ喘息は落ち着いていますが、これからの季節、沢山のイベントを控えていますので油断は大敵です。

一つ病気がありますと、眠いからすぐに眠るという訳にも参りません。

就寝前の服薬を済ませ、吸入剤を指示通りに『カチッ シュウ~~!!』と吸い込んで、声がれを防ぐ為のうがいや、うがいに見立てた水で喉を洗い流します。

クーラーを適温にしながら、お腹や足先は冷やさない様に養生します。

その一連の手順を済ませずにうっかり寝落ちしてしまうと、目覚めた夜中にする羽目になります。

その昔、まだ元気が有余っていた若いころは、元気のある分だけクタクタになるまで働いて、着替えの途中で寝入った事もありました。

週休二日や一日8時間労働などは関係なく、とにかく体を動かし、頭を使い、閃いた事に挑戦して面白い様に仕事に取り組んだものでした。


しかし、昨今は自分がそうであったとしても、その方法や考えを押し付ける訳にはいかなくなりました。

『昔は〇〇だった‥‥』と言うのは単なる愚痴でしかありません。


ただ、今でも静かなる情熱を持って自らの仕事に創意工夫を試みて、勝手に成長している人がいます。

自分の頭で物事を考え、周囲の出来事、人に関心を抱き、?マークを意識する。


人の成長の違いは全てにおいて『関心度』の高い、低いに現れると思います。


周囲にいらっしゃる『すごいなア』とか『素敵だなア』と感じられる方々は、少しの話でも通じ合うものがあります。


恐ろしいのは、無関心な人ほど、無関心であるが故に、人を傷つけたり不愉快な思いをさせている・・・・その事に気づかないのです。


性格とか性分と言ってしまえばそれまでですが、多様な思考や価値観を持ち合わせている人達と一緒に仕事をする場合には、その違いを一旦受け入れないとどうにもなりません。


何と言っても、一人だけでは何も出来ないのですから、どんな方々にも協力して頂かないとならないのです。

この原理原則を言い続けていくのが今のわたくしの仕事となっています。


2019年09月04日

夫婦茶碗

9月4日(水曜日)

弊社の介護部門の業務報告は全て目にすることが出来る様にしてあります。

薬局にも同じ環境を整えていますので、一人のお客様の情報を共有しながら必要なサービスを即時ご提供できるように活用推進に努めています。


全てに目を通すのは非常に時間が掛かりますが、気になる報告がある場合には慎重に確認をいたします。

特に体調の変化が著しく対応に工夫が必要な場合には、その情報がしっかり伝わり、受け取った者が『いいね』のサインを出しているかを見落とさない様にしています。


このところ体調が思わしくなく、食欲が失せている方は体力が落ちたのか、お茶碗が重くて手に持ちにくいと仰ったそうです。

その湯飲みは夫婦茶碗だそうです。

夫婦茶碗はご飯茶碗でも、湯飲みでも大体が男性用が大きく、ズッシリしています。

ご夫婦の思い出のお茶碗だったのでしょうが、今は亡き奥さまが使用していた女性用の湯飲みに変えてお使い頂く事になりました。

人の体力の衰え、筋力の衰えとはビックリするくらいに早く、急速に訪れます。

特にご高齢であれば尚更です。

この様な内容の報告を見ると、胸が詰まる様な思いになります。

少しでも元気になって、早く『男用』のお茶碗をお使いになれる事を願って止みません。

2019年09月06日

危機管理

9月6日(金曜日)

大きな駅のエスカレーターはとても長いものがあります。

先日、下りエスカレーターで半分くらい移動した時に下の方で大声が上がったそうです。

『早くしろよ!✰〇△×⊂?』

良く見るとエスカレーターの降り口に10名くらいの人たちが塊になっていたそうです。

このまま自分も流れに乗って下に向かうと玉突き状態で大事故になるかも知れないと思ったので、後ろを確認し間隔が開いていたのを幸いに5~6段上に移動したそうです。

そうするうちに、10名の塊がバラけてきたので、降り口の横に出来た隙間をぬって通路に下りたと話してくれました。

人の塊の原因はご高齢者が歩行困難になり、立ちすくんでいた事らしく、両方から抱えられてもなかなか足が前に出ず、救助している方々も相当焦っていたようです。


後方に移動できる間隔があった事が幸いしましたが、携帯を見ながら『ボ~~』っとしていたら危なかったと言っていました。

また、他のエスカレーター事件では、数段先に乗っていた若い女性が急に屈みこんだと思ったら、嘔吐したので避けるのが大変だったという友人がいました。


エスカレーターは途中逃げ場がありません。

何十人もが将棋倒しになったら最悪です。


先日、あるお店で上階に移動しようとエスカレーターに向かったところ、外国人の旅行客が数人で乗り口を塞いでいました。

一人の幅しかないタイプでしたので、外国人の隙間を通って乗ろうとしたところ、わたくしの背中に手を当てて制されました。ビックリしました。

身体に手を当てて制している間にお連れの5人は続いて登っていきました。

割り込みだと思われた様です。

しかし感じが悪いです。

自分たちが乗るでも無し、離れるでもなくその場を塞いでいるのに、『失礼』と言いながら通ろうとした女性の身体を触ってくるなんて・・・・。


また、ある時は交差点で信号待ちをしていると、男性が『ここはタバコを吸う場所じゃねーんだヨ!!』と罵声を挙げています。

周囲を見ると自転車にのった男性がタバコをくわえており、確かに煙が臭かったです。


その言葉で、タバコの火は消された様ですが、一つ間違えると喧嘩になっていたと思います。

たしかに、路上喫煙はいけない事ですので、言った方は正論です。

ただ何と言っても『言い方』です。


言われた年配の男性が言い返しもせずに引き下がったので、何事もなかった様に各自が横断歩道を渡って行きましたが、男性が大声を出す場面にはそうそう出会わないので、本当に肝が冷やされました。


起こすつもりで事故を起こす人は無いのでしょうが、巻き込まれない為の危機管理も大事です。


『君子危うきに近寄らず』

君子とは教養高い人格者とされています。

君子は冷静に後先や周囲を見通す洞察力と的確な判断力を発揮できる人でもあります。

我々の様な一般人、凡人であっても、見るからに危ないところや人へ近づかない事です。

そして、周囲を観察する力量を上げる、判断する力を養う事が必要です。


大きなキャリーバックを引いている人の直ぐ後には近づきません。


小さな子供さんが親ごさんの手を離れてアチコチ走り回るのを見た時にも、少し距離をとります。


カップルがビタッとくっついて見苦しいくらいにイチャイチャしている時にも、チラチラ目に入って不愉快な思いをするよりも、視界に入らない距離に身を置き替えます。


危機管理・・・・まずは自分で出来る事からです。


2019年09月09日

夜中の強風

9月9日(月曜日)


この度の台風で被害にあわれた皆様には心よりお見舞い申し上げます。

今朝未明の強風で目が覚めました。建物が揺れる感覚を覚え、久しぶりに緊張いたしました。

住まいに関しては何の不具合もなく朝を迎えられ、出かける時間帯には雨も風も無く、本当にラッキーでした。

しかし、一歩外へ出ると木々の葉が散乱し、濡れた葉っぱの上を歩くと滑りそうで怖かったです。

お掃除の方々はさぞ大変だったと思います。

そして、歩道の街路樹が一本なぎ倒されていて、近隣の駐車場のフェンスを壊しており、歩行出来ませんでしたので、。


また、表通りに出ると飲食店の立て看板が壊れ、吊り下げ式のコマーシャルシートがクシャクシャになって道に散乱していました。

ガラスが割れていた店舗もありました。

あれほどニュースで注意を促し、トラックが横転するくらいの突風が吹くと言っているのに、看板を表に置きっぱなしというのは残念なことです。

店側の被害もさることながら、通行人が怪我をする事も考えられます。


二十数年前に大雨が降り、道路に水が引ききれず、薬局が浸水した事がありました。

その時は夕方だった為に商品が濡れない様に対処できたので被害は少なかったと思います。

道路の排水口に溜まっていた枯葉やゴミをかき集め、シャッターの棒で突き落とし、少しは流れる様になりましたが、車が通る度にビシャ~~ン!!と水を跳ね上げられるので、それはそれは大変でした。

服はびしょ濡れ、靴もグショグショになりながら、店を守るのに必死だった事を思い出しました。


若かったから出来た重労働でした。


今朝は管理職が店舗を見回ってくれ、大事に至っていない事を確認してくれていました。


何事もなかった事、指示されなくても点検をしてくれた事・・・全部有難かったです。


2019年09月10日

判断

9月10日(火曜日)


先日の台風で近所の街路樹がなぎ倒されていました。

その夜、駐車場の網のフェンンスは修正されていました。

翌朝、街路樹が根元から切り落とされているのを見ました。

切り株の直径は15センチくらいあったでしょうか?


その姿を見た時、少し嫌な感覚を覚えました。

太さ15センチに成長するまで何年掛かったでしょうか?


手間とお金がかかっても植え替える方法は取れなかったのかと・・・・。


完全に折れているのではないので、根っこは生きていたはず。


しかし、倒れて歩道が使えないという、住民の不便を考えると切り落として処分する方が簡単だったのでしょう。


切り株を見て、少し嫌な感覚を覚えたのは、人と比べたからです。


人の気持ちや関係も、改善に向けて最善策を講じないと、結局切り捨てになってしまう事があるからです。


まだ、しっかりした根があるのであれば、また根を生やそうとしているのであれば、土壌を良くして日向に枝を伸ばして貰える様に整えたいと思います。


反対に根っこの改善をせずに、表向きの手当をしたところで、すぐに何もかもがダメになります。


行政には行政の判断基準があるのでしょうが、木を一本大きく育てるのは並大抵の事ではありません。


人の成長も同じです。


どのタイミングで、どうやってどんな言葉で導けるのか?

いつもいつも、判断に悩みます。

2019年09月13日

睨む店員さん

9月13日(金曜日)

先日に体験したある食品売り場での事。

後ろ向きの店員さん、他にお客様が居ないのですが、何となく声を掛けにくいバリアを感じます。

少ししてこちらに気づいて『お決まりですか?』と声を掛けてくれました。

お待たせしました・・・の一言は無かったです。


私は、メニュー決めや買い物の選択はとても速いのです。待っている間に既に決まっていた二品をお願いしました。

そのうち私の後に待っている人が数人並びました。


すると、その店員さんが後ろのお客様に『お決まりですか?』と睨みながら言ったのです。声も低くて、感じが悪かったです。

そのお客様が『〇〇…』と言いかけると、その言葉にかぶせる様に他のアルバイトさんにも横目で睨みながら『お願いします!!!』と声掛けしました。


若いアルバイトさんで無気力な人は多くお見掛けしますが、睨む人は珍しかったので、こっちが二度見三度見したかった位でした。


そして『ここのアルバイトさん達は仲が良くないんだろうなア』と感じました。


狭い店舗で、スタッフさんが気持ちよく笑顔で声を掛け合っている姿を見ると、少しくらい待っていても気になりません。

ただ、聞こえないフリをするとか、相手が困る様なバトンの渡し方をして、結局待たされるとなると、不愉快な気分になりますし、心の中でため息が出ます。


睨むアルバイトさんの事を笑い話にする事は簡単ですが、笑い事ではない・・・というのが本音です。

人間の関係性は実に良く表面に現れます。


何か違う雰囲気、空気感を作り出します。


これは弊社の中でも何度も繰り返され、見えない血を流して、あらぬ痛みを感じてきたはずです。


な・の・に! 流血も痛みも、のど元過ぎれば熱さ忘れる・・・・で知らず知らずのうちに同じ事を繰り返します。


ですから、何年たっても同じことを何度も何度も繰り返して話をし、伝えて行かないといけません。

睨む店員さんが悪の根源なのか?睨むような態度を引き出させている陰の悪党がいるのかはわかりません。

お客様にだけニコニコして後ろを向くと同僚や先輩達を無視し指示に従わない・・・・。

この場合、お客様からのクレームが出にくいので、管理をする側としては解りにくいので要注意です。


アルバイトであろうが、正社員であろうが、その時間、その仕事を提供して報酬を得ているのであれば、チームの中での好き嫌いとか、自分都合優先は後回しにして欲しいものです。


2019年09月17日

親切を繋ぐ

9月17日(火曜日)

随分前でしたが『ペイ・フォワード』という映画がありました。

親切を受けた相手に直接恩返しをするのではなく、見ず知らずの第三者に親切の恩返しをする事で親切の輪が一気に広がり、世の中を良くしていく・・・・そんな話だったと思います。


この連休で少し遠出をしました。

久しぶりに楽しい時間を大勢で過ごし、解散する時間になって、友人が新幹線の時間を気にしてタクシーを呼ぼうとしましたが、配車の見込みが立たないとの事。


『どうしよう?駅まで1キロだけど歩く?間に合う?』と話をしていたところに、『駅まででしたらお送りしましょう』とご年配のご夫妻とそのご家族が声を掛けて下さいました。


図々しくも、ご親切に甘え駅まで車に乗せて頂き、友人は無事に新幹線に間に合い、わたくしもホテルの送迎バスの時間に間に合い、二人とも本当に助かりました。

お互いに名乗りもしませんでしたが、友人が『ペイ・フォワードのつもりで沢山の方にこの感謝の気持ちを伝えます』とお話してお別れしました。


『古谷さんの人相が良かったからだね。僕一人なら警戒されたかも‥‥』と笑っていましたが、逆に言うならば、わたくし一人なら乗せて頂くのをためらったかも知れません。

そしてちょうど二人分の席が空いていたという偶然があったから。


翌日、ホテルから駅に向かうバスの中で、2歳児の三つ子ちゃんと遭遇しました。

大人一人に2歳児一人×3組・・・・そして大きなリュックやキャリーケースとベビーカー2台。

小学生のお兄ちゃんも頑張って大きなキャリーを動かない様にお当番しています。

でも、2歳児は『イヤイヤ期』の真っただ中!!

隣の一人はおばあちゃんの胸に抱かれて泣いています。


もう一人はパパの胸に前方向に抱っこされて『バシュ、バシュ、バシュ~~!!』とソックリかえって叫んでいます。

どうやらこの子はバスが大好きで、走りが止まると『バシュ、バシュ、バシュ~~!!』泣き始めます。そして時々コッチの様子を伺い、目を合わせてきます。


もう一人は『ママがいい~~~!!!💦💦』とママに抱かれているのに泣いています。


内心、大変な車中・・・・・だと思いましたが、昨夜の親切を思い出し、何かできる事は無いかと泣き顔の2歳児に変顔したり気を引こうとしましたが『イヤ~~~!!!』と言われ、さらに手を振って『いらない』と突き付けられました。


普段なら、イラっと来るのでしょうが、そこは旅先。


イヤ~!の表現があまりにもキッパリ!と明確なので可笑しくなって笑い出してしまいました。


結局、乗り降りの際にベビーカーを持って差し上げるくらいのお手伝いしかできませんでしたが、子連れの大人達にとっては、鳴き声で迷惑そうな顔をされるのが辛いと聞いていたので、10数分間私が笑っていたのが、何となく良かった様で、無事に到着した時には『ありがとうございました』と大家族で手を振って下さいました(^^♪


あら?こんな少しの事で昨日受けた親切の恩返しができたの?

あ~~今更ですが、『ありがとうございます』っていう言葉…本当に響きがいいです♪


一人になってから、普通は・・・・大人になったらあんなにハッキリ『イヤです!!』とは言わなくなるなア。2歳児は無敵だ・・・・と思い出し笑いをしていました。


普通は・・・ですが大人になっても2歳児同様の振る舞いの人がいると笑っては済まされません。


親切は人と場合によって求めるものも違うでしょうし、提供する方も期待通りに出来るとは限りません。

その時に出来る事を、思った事を伝えてみる。

受け止めて下さる方との温かな気持ちの伝わりはそこから始まるのだと感じました。


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