9月6日(金曜日)
大きな駅のエスカレーターはとても長いものがあります。
先日、下りエスカレーターで半分くらい移動した時に下の方で大声が上がったそうです。
『早くしろよ!✰〇△×⊂?』
良く見るとエスカレーターの降り口に10名くらいの人たちが塊になっていたそうです。
このまま自分も流れに乗って下に向かうと玉突き状態で大事故になるかも知れないと思ったので、後ろを確認し間隔が開いていたのを幸いに5~6段上に移動したそうです。
そうするうちに、10名の塊がバラけてきたので、降り口の横に出来た隙間をぬって通路に下りたと話してくれました。
人の塊の原因はご高齢者が歩行困難になり、立ちすくんでいた事らしく、両方から抱えられてもなかなか足が前に出ず、救助している方々も相当焦っていたようです。
後方に移動できる間隔があった事が幸いしましたが、携帯を見ながら『ボ~~』っとしていたら危なかったと言っていました。
また、他のエスカレーター事件では、数段先に乗っていた若い女性が急に屈みこんだと思ったら、嘔吐したので避けるのが大変だったという友人がいました。
エスカレーターは途中逃げ場がありません。
何十人もが将棋倒しになったら最悪です。
先日、あるお店で上階に移動しようとエスカレーターに向かったところ、外国人の旅行客が数人で乗り口を塞いでいました。
一人の幅しかないタイプでしたので、外国人の隙間を通って乗ろうとしたところ、わたくしの背中に手を当てて制されました。ビックリしました。
身体に手を当てて制している間にお連れの5人は続いて登っていきました。
割り込みだと思われた様です。
しかし感じが悪いです。
自分たちが乗るでも無し、離れるでもなくその場を塞いでいるのに、『失礼』と言いながら通ろうとした女性の身体を触ってくるなんて・・・・。
また、ある時は交差点で信号待ちをしていると、男性が『ここはタバコを吸う場所じゃねーんだヨ!!』と罵声を挙げています。
周囲を見ると自転車にのった男性がタバコをくわえており、確かに煙が臭かったです。
その言葉で、タバコの火は消された様ですが、一つ間違えると喧嘩になっていたと思います。
たしかに、路上喫煙はいけない事ですので、言った方は正論です。
ただ何と言っても『言い方』です。
言われた年配の男性が言い返しもせずに引き下がったので、何事もなかった様に各自が横断歩道を渡って行きましたが、男性が大声を出す場面にはそうそう出会わないので、本当に肝が冷やされました。
起こすつもりで事故を起こす人は無いのでしょうが、巻き込まれない為の危機管理も大事です。
『君子危うきに近寄らず』
君子とは教養高い人格者とされています。
君子は冷静に後先や周囲を見通す洞察力と的確な判断力を発揮できる人でもあります。
我々の様な一般人、凡人であっても、見るからに危ないところや人へ近づかない事です。
そして、周囲を観察する力量を上げる、判断する力を養う事が必要です。
大きなキャリーバックを引いている人の直ぐ後には近づきません。
小さな子供さんが親ごさんの手を離れてアチコチ走り回るのを見た時にも、少し距離をとります。
カップルがビタッとくっついて見苦しいくらいにイチャイチャしている時にも、チラチラ目に入って不愉快な思いをするよりも、視界に入らない距離に身を置き替えます。
危機管理・・・・まずは自分で出来る事からです。