12月27日(金曜日)
一部の業務を除き、本日が2019年の仕事納めとなりました。
今年の春には新天皇のご即位があり、秋には増税がありました。
台風の影響も少なくはありませんでした。
色々な事が起こりましたが、お陰様で社員が元気で一生懸命に業務に取り組んでくれましたので一年を無事に過ごす事が出来ました。
“人の先頭に立つ者は我の姿見えず。よって他の指南に頼りけり”
ひと月が終わるとカレンダーをはがし、その裏にその時に思いついた言葉を書くのが習慣になりました。
9月のカレンダーの裏に書いた言葉ですので、10月の頭にその言葉が浮かんだのでしょう。
一年は本当に短く感じます。
しかし、一年でやろうと思えば色々な事に取り組めるのも事実です。
一つ一つの決定事項の積み重ねで今日を迎えています。
おおむね、良い一年だったと思います。有難い事です。
12月のカレンダーの裏には何を思ってどんな言葉を書くのでしょうか?
きっと嬉しい言葉でしょう✨
さて、仕事納めを迎えると、昔両親が恒例にしていた餅つきを思い出します。
沢山のもち米を蒸して臼に移すと、二人の呼吸を合わせた声と餅をつく音が聞こえてきます。
父が勢いよく杵を下して餅をひとつきすると、母が熱々の餅を手でペッタンとします。
これを何回か繰り返し、時々上下にひっくり返して、艶々してきたら出来上がりです。
出来たての餅をお供え用に丸めるのは子供たちでした。
整形用に段ボールで輪っかを作り、それらしく整えていったのを覚えています。
のしもちは厚みを揃えて広げるのが意外と大変です。
それを何枚も作り終わると、ゴマや青のりのお餅も作ります。
この種類は平たくするのではなく、ずんぐりしたナマコ型にした後に薄めに切り分けます。
木の臼と杵で餅つきをしていたのはそれはそれは大昔の事です。
その後電機餅つき機が売り出され、それを使って作っていた時期もありました。
鏡餅はお正月中にヒビが割れ、当時の成人の日にはトンカチで割って揚げ餅にしてくれました。
練炭の火鉢には小豆を煮るお鍋をかけて、焦がさない様に見張りをしていました。
お汁粉もごちそうでした。
両親が残してくれた沢山の事を思い出すだけで、もはやお正月気分です。
今年はいつもより少し長めのお正月休みになりますが、コンビニや外食チェーンも元旦はお休みにするところが多いとの事。
街に静寂が戻るのも何だか懐かしいです。