2月5日(水曜日)
地域密着型通所介護の事業所で実地指導を受けました。
『指導』のお知らせは何回受け取っても嬉しい気持ちになりません。
行政の担当者から適正な指導を受けられるという事は、本来有難い事なのですが、『待ってました!!』と喜ぶ人に出会ったことがありません。
日々の業務が適正に行われている事を記録に残し、その内容に矛盾が無い事を一つ一つ確認していきますが、お客様対応に追われ、書類の整備が追い付かないという事業所が多いのも否めません。
記録の為だけの仕事にならない様に、どうにか合理的に、勤務時間の中で業務の配分を上手くしたいと考えます。
本当に必要な事に時間を当てられるには、『もしかしたらこれは省ける事かも?』という疑問を持たないといけないと思います。
ところが、時々現場の仕事に係わると、面倒な手順について『どうして?』と質問すると『●●係にそう言われています』という回答でその真意・理由が不明という事があって、ビックリするのです。
これはうちのスタッフに限りません。
内部はもとより、外部の方々に『それはどうしてですか?』という質問をする事が苦手な様です。
確認すべきところで確認しない事で思わぬエラーが起こります。
エラーの後始末にどれだけエネルギーが必要か?後処理、対応をしないと実感がわかないのかも知れません。
客観的に仕事を評価し、必要にあらば指導を受ける。
これは本当に有難い事だと思います。
内部でどれだけ事の深刻さを伝えても、自分事にはなり難いのです。
素直に人様の言う事に耳を傾け、仕事の工夫に役立てる。
不明点や、違和感に感じた部分は素直に質問する。
『自分は正しい』と信じる事は大事ですが、『自分だけ』という思い込みはとても危険です。
仕事はみんなで行うもの。
そして、その仕事によって一人でも多くの方々のお役に立つ事が事業の目的です。
どんな仕事も自分一人では行う事は出来ません。
相手があってこその仕事です。
この事を忘れずに、真摯に向き合っていかなければいけないと思います。