3月30日(月曜日)
身の回りに起こっている事実を受け止めない限り前には進めません。
どうして、こんな事になっているのか・・・・?
多くの人達が理不尽で不自由で靄がかかった状態を良しとは思っていないと思います。
『在宅ワークを』・・・と言って、それができる職種の人達はどれだけいるのでしょうか?
医療人や福祉の関係者は身の危険を感じても、恐怖心と闘いながら自分の出来る事と向き合っています。
小さな子供が発熱しても危ういウィルスが原因か否か・・・検査が直ぐに受けられない不安・不安・不安・・・・。
都内でも毎日何十人という感染者が明らかになっています。
その方々を治療する為に、また院内感染を引き起こさない様にと、極度の緊張を強いられています。
今朝、有名な方の死が報じられました。
感染が分かってからあっという間の死です。
何だか、親戚のおじさんを亡くした様な喪失感を覚えます。
この悪しきウィルスの為に医療崩壊が起きようとしている瀬戸際に、薬の飲み過ぎで救急搬送された公人のニュースを知った時、この人は何の為に、誰の為にこの仕事に就こうとしたのか?投票をしてくれた人の幸福を欠片も思っていないのか・・・。
不幸な事故かも知れないけれど、この人の命を救うために、疲れ果てている救急隊員が、医療人が一生懸命になって働き、そしてベッドが一つ塞がるのか・・・と人としてちょっと嫌な事を思いました。
自分勝手、自己満足の優先、根拠のない自己肯定感の強さを持った人は、周囲に困った事を引き起こします。
自立の上に自律出来る人にならなければ、誰かの為に貢献などが出来るはずがありません。
桜は自分で季節を察し、芽吹かせ、花を咲かせます。
綺麗に咲く時には春の陽気で皆が嬉しくて、沢山の人々に『綺麗だね』と褒めちぎられるはずなのに、いきなり雪をかぶるとは思っていなかった事でしょう。
だからと言って、すぐにすねたり凹む事もなく、しっかり自分の使命を果たし寿命を全うさせます。
〇〇市の80台の男性が亡くなりました。という訃報を何十回聞く事よりも、バカ殿があっという間に亡くなったというニュースの方が、怖いと思います。
自分の大切な人が急な終わり方をしたらどんな気持ちになるのかを、自らの命を持って教えて下さったのかも知れません。
桜に雪が積もった変な日に、変なおじさんは逝ってしまいました。