4月9日(木曜日)
今日も東京での感染者数が大きく増えました。
緊急事態であるはずです。
今日現在、東京都からの休業を強いられていないデイサービスはご利用者の数を半分にし、3つの密を何とか逃れながら、ご高齢者の体力低下防止の為のご支援を続けています。
週に複数回ご利用の方々に回数を減らして頂き、密集レベルを下げてはいますが、何とかご無事にこの時期を過ごして頂けることを毎日神棚に手を合わせながら願っています。
日常の買い物は慌てなくても大丈夫・・・と報道されていますが、お買い物の代行でヘルパーさんが最寄りのスーパーに出向くと欲しい商品が無いのだそうです。
少し遠いお店に自転車を飛ばし、限られた時間の中で『ある物』を買うしかない様です。
学校や保育園の閉鎖も重大問題ですが、高齢者施設の閉鎖は感染リスクと同様に廃用症候群、フレイル(虚弱)のリスクが高くなります。
活動が鈍ると、コロナに感染しなくても心臓や肺の機能が弱ります。
足腰の筋力はあっという間に落ちて、躓きやすくなり、転倒したら骨折します。
骨折したとしても、安心して入院が出来るでしょうか?
身体全体の筋力が低下すると、飲み込みに支障が起こり、誤嚥が増えます。
介護予防の強化をして初めて自立した生活のご支援が出来ます。
誤嚥性肺炎を少なく出来ているのも、予防的サービスを積極的に提供し、ご利用者もその成果を感じて参加して下さっているからです。
デイサービスを中止にした際に、その職員が訪問して生活サービスを提供する代替案を示していますが、そう簡単にはいきません。
もともと全く質の異なるお仕事だからです。
軽度の方は意思疎通ができ、何をして欲しいとお伝えいただけますが、それが出来ない方には混乱が生じます。
そうは言っても誰かが何かをしなければどうにもなりません。
80%人との接触を減らす事に対して、デイサービスの取り組みは60%くらいの実績になるでしょう。
それでも考え付く限りの事をご理解いただき、実践して、わたくし達の地域を守る事が大事です。