悲しみと向き合う
11月13日(金)
人と人のご縁はいつ繋がり、いつ途絶えるか解らないものです。
それなりに自分の人生を振り返ると、気づかないうちに『繋がりたい人』を探してきた様な気がいたします。
係わる人々は大勢いるにも関わらず、その人とのお付き合いは必然的に始まり、そして長く続きます。
このところ、公私それぞれに大切にお付き合いしていた方の病気の知らせや、突然若くして旅立ったことの連絡が飛び込んできました・・・。
健康でいられる事、『大変!』と言いながらもお仕事が続けられる事、コロナ・・・と恨めしそうにため息ついたとしても美味しいご飯を頂ける事、家族や友人達と面白可笑しく話が出来る事、サボっていたpianoの練習も面白くなって頑張っている事・・・・・。
それらの一つ一つを大事に思えるのも、途中で諦めなくてはならなかった方の無念を思う機会があったからこそです。不満を言うのは申し訳ない気持ちになります。
闘病中の方は、何としてでも良くなって頂きたい。
独立してもっともっと夢に向かって進もうとしていた矢先に、小さな子供を残して旅立った若い友人にはお別れではなく、これまで沢山の嬉しい事、喜ばれる事をして下さった事に対してお礼を伝えに行きましょう。
天国に旅立つその日の早朝、『あ~、今朝も目覚める事が出来たんだね』とつぶやき、ご主人と結婚出来た事、娘たちを生んだ事に感謝したそうです。
失ってみて今更ながら、沢山の想いに支えられていた事を思い知らされます。