1月6日(水曜日)
仕事始めから、沢山の年賀メールを頂戴しています。
一言、その方の念頭に掲げる想いなどが書かれていて、気持ちが張れる様な思いの中読ませて頂いています。
その中で『楽観することも悲観しすぎることも無いよう、現実をしっかり見つめ、正しい行動ができるように努めていきたい、と思う新年です。』という一文がありました。
本当にそうだなアと思いました。
そして、上っ面の挨拶文ではなく、その方の仕事ぶりに相応しい言葉だと嬉しくなりました。
昨年、新型コロナについての情報が乏しかった頃、過度に怖がることをせず、『正しく怖がる』という言葉が伝わって来ました。
正しく恐れる為には、事の真意を見極める力が備っている事、もしくはそれらを解釈してくれる信頼できる存在が必要です。
偏らない思考とはまさに中庸の教えです。
中庸は孔子が最高の「徳」として説いた概念で、偏る事のない「中」をもって道をなすという意味だそうです。
その教えの中には「極端に多すぎることは少なすぎることと同じくらいによくない」という意味が示されていて、それが「過ぎたるは猶及ばざるが如し」のことわざに繋がっている事を知りました。
何気なく言い継がれてきたことわざですが、孔子が発信者であったとは。
思考や行動だけでなく、何に於いてもバランスをみる力、取る力をつける事が大事なのだと思います。
また、自分自身もそうありたいと思います。