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粛々と

1月22日(金曜日)

ついこの前仕事始めだったのに、あっという間に月末に突入します。

2回目の緊急事態宣言が発令されて2週間。

今回は改めて遵守すべき事の徹底を図り、自ら、又は仲間、お客様への感染を防ぐべき行動をとるという指示以外に特別な事を求めずに、粛々と業務に集中している様に感じます。

国からのメッセージに賛否両論、喧々諤々、沢山の方々がコメントしていますが、事業を継続し、雇用を守りたいと必死になって取り組んでいる現場では、それどころではないと思います。

今、解っている情報の中で良かれと思う事をするのみです。

以前にも触れましたが、わたくし共のお仕事は有難い事に色々な意味で守られています。

感染に対する不安や恐れに対しては個人差がありますが、仕事を失う、収入が途絶える、生活がままならない・・・という事は一定の事をクリアしていればまずあり得ない事です。


生前、『起きたら直ぐに経済が動く』と母が申しておりました。

いつも暗いうちから誰よりも早く起きる母は、布団から出るとまず電気をつける訳です。
そして顏を洗うったり朝食の準備に水やガスを使う・・・・。

子供の頃には『ふ~ん』としか思いませんでしたが、今はとても良く理解できます。

人が人らしく生きるのには、それなりの環境と費用がかかります。

仕事があってこそ、したいと思う生活が手に入り、生活が充実しているから仕事に集中できます。

この一年、多くの方々が色々な事と向き合って、沈んでは底をつま先でツンと蹴って浮かび上がり、浮かんではみたものの、期待していた景色は変わらず、徒労感を感じながらまた暗い闇に沈むという事を繰り返してきたのではないかと思います。

カラ元気でも良いので誰かが笑い、誰かがお腹の底から声を出すと言う事を始めなければ、人は本当に生きている実感がなくなるのではないかと思います。

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2021年01月22日 17:28に投稿されたエントリーのページです。

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