プロの定義
4月23日(金曜日)
久しくこのページを開かずにいたと思ったら、ひと月半程経っていました。
ちょうど一月前からどうにも体調が悪い日が続いたので、初めて自分でPCR検査キットを取り寄せました。
幸いマイナスだったので、一安心しましたが、高熱は出ないにしても尋常ならぬ全身倦怠、筋肉・関節痛、頭痛が続くと有らぬことを想像しました。
その後、元々あった腰痛が高度に悪化し、ペインクリニックにお世話になり始めました。
立っている事、部屋の中を歩く事も容易ではなくなり手持ちの鎮痛剤も効果なく、ほとほと困りましたが、何とか工夫を凝らして生活&仕事をしています。
一年前の緊急事態宣言の際に自宅で仕事が出来る環境を作っておいたため、今回はギリギリのところで、何とか重要業務を取りこぼさずに済んで、ホッとしています。
そんな状況の中、タクシーの利用頻度が増したので、連日色々な運転手さんの姿で学んでいます。
先日所用で出かけた帰りに乗った運転手さんは、『わたし新人なので‥‥』と乗った瞬間に言いました。
帰り道は迷い様が無いので、道順を伝えたのですが、少し走ると『まだ真っすぐですか?』とか『もう少し先ですか?』と一々聞いてくるのです。
江東区は碁盤の目の様に道路が走っているので、カーナビでも確認しやすいはずなのに、自分で見ようしないのです。
『運転手さん、地図、解らないんですか?』と聞いたところ『ハイ』と答えるのにはびっくりしました。
更に、駅の交差点を右折と伝えていたにも関わらず、左車線で待機したので、『ここを右です』と慌てて伝えたら、「もう一つ先にも信号がありますよね』と平然と言うので、唖然とすると共に我慢を超えて怒りを覚え始めました。
周囲の車が少なかったので、すぐに右に車線変更をしてもらい、その後も事細かに指示を伝えて、ようやく我が家にたどり着く事が出来ました。
支払いを無事に済ませた後、『道を知らない事は恥ずかしくないけど、知らなければ自分で確認する事を覚えた方がイイですよ』と老婆心としてお伝えしたら返ってきた言葉が『お客さんが知ってると思ったから』の一言。
新人だから、この辺の地区は良く知らないから・・・・という運転手さんは珍しくありません。
だからカーナビが必須アイテムになっているのでしょうが、その見方も理解できないとは困りものです。
昔のコントにあった『もしもこんな〇〇があったら」のシリーズのネタに使えそうだワと怒りを笑い方向にシフトして気持ちを治めました。
ただ・・・・運転手さんの言動に呆れてはいられません。
誰かが知っているはず、誰かがやってくれると思っているので自分は途中で手を引いた。
そして事の次第が不明確になって説明がつかない。そんな事が日常茶飯事です。
忘れる事、思い違いは人間の得意技です。
だから、確認を繰り返して欲しいのだと、事ある度に伝えていますが・・・・残念です。
逆に『この人は仕事が出来るなア』と感じる方の共通点は『確認のポイントが明確』だと言う事。
プロの定義はそれぞれ有るのでしょうが、私が思うには『自分の責任を果たす』と言う事です。
全ての仕事に於いて、『確認』が安心・安全の仕事を作るという事を肝に銘じなければいけないと思います。