8月18日(水曜日)
大掛かりな花火大会が中止になって2年目・・・・。
それでも、鎮魂の思いを込めた花火が各地で上がっている様です。
テレビ中継で見ると、色とりどり、形もどんどん進化しているのがわかります。
そして、ドローンを使った花火のど真ん中の映像には神秘さを感じました。
人が発明した便利なものが、この様な使われ方をするとはビックリです。
自分だけの小さな考えでは到底思い描けない事です。
人間の知恵、想像力、創造力は素晴らしいです。
誰かの役に立つ事、誰かが喜ぶことを形にする事。
それを誰かがするのを待つのではなく、自らが行う事。
この季節になると、恩師と見た晴海の花火大会を思い出します。
最愛のご主人を亡くされて間もない時の花火大会。
私は単純に花火の綺麗さやお腹に響く音や火薬の匂いにただただ感動していましたが、返る道すがら、恩師は『花火って切ないわね』と仰いました。
まだ20代だった私はその意味を深くとらえる事が出来ませんでしたが、そのしんみりした空気だけは大事にしないといけないと思いました。
あの頃の恩師と同年代になった今、その一言の想いや意味が私なりに判ってきたように思います。
歳を重ねる事はまんざら悪い事ばかりではない様です。