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2021年12月 アーカイブ

2021年12月27日

咲きました🌸


二年目の冬を迎えたシャコバサボテン🌼


12月27日(月曜日)


随分このページから遠ざかっていました。


ここに書き留められるエピソードは山ほどあるものの、身体がついてこない状態(笑)

いろいろヘビーな出来事と向き合いながら、何とか均整を保ちつつ、ようやく年末の大仕事を済ませ、ここにたどり着いた様な感じです。

ヘビーな体験の一つに『ばね指』の手術がありました。

数年前から順番に指がロックし、その都度注射で経過を見てきましたが、いよいよ右手の中指の調子が悪く、12月の初旬に日帰り手術を受けました。

『日帰り』という言葉に『簡単』という勝手なイメージを重ねていたのですが、手術は手術・・・・。

局所麻酔が切れ始める頃から、悶絶の日が続きました💦💦💦

何と言っても右手が使えないのは不便でした。

右手のどの部分が触っても『痛・たたたたたたたたたたたたたたた』と叫び声を上げるくらい一人で大騒ぎしていました。

抗生物質・痛み止め・・・・どちらを飲むにしてもシートから錠剤やカプセルを取り出すのが大変。

ペットボトルの開栓も難儀極まりない事と実感。

食事の用意も左手だけが頼りです。

冷凍食品の開封が出来ず、ハサミを出したものの、右手用なので、左では役に立たず、最後の手段、歯を使って何とか・・・・。


身体のどこが不自由でも困りますが、今回はリアルに生活の困りごとを体験したので、これを機にもう少し使い勝手の良い自助具を用意しようと思いました。


しかし、医療は有難いものでロックしていた中指は可動域制限はあるものの、徐々に回復に向かっています。


PCのキーボードは何とかクリア。細いペンでの文字書きがまだ不自由ですが、リハビリだと思って、年賀状の一言コメントを書き上げました。


もう、今年もあと数日です。


色々あった一年でしたが、去年買ったシャコバサボテンに蕾を付かせ、開花させることが出来たのはとてもとても嬉しい事でした。

生き物は正直です。

花を咲かせたいと思ったら、その環境を作ってあげないと応えてくれません。

来年はもっと上手に株を育てて、花の数を増やしたいと思います。


2021年12月28日

祝!10周年


人工関節センターのシンボル


お陰様で元気に過ごせるようになりました♪


12月28日(火曜日)

年末の貴重な一日、休みを取って大船に行ってきました。

大きなトランクケースに荷物を詰めて病院に出向いてからもう10年。

人工股関節の手術を受ける為に、武者修行の様な意気込みでナースステーションにたどり着いた時、「付き添いの方は?」と聞かれ「私一人です」と答えた時の看護さんの驚いた顔を今でも鮮明に思い出します。


痛みが強くなり、手術を考え始めた際に、一番の懸念が入院期間中の仕事でした。

色々調べた結果、入院は1週間ポッキリと言う手術法を知り、初診予約の電話をしたら何と一年半後との事。

その時は一旦諦めたものの、それで痛みが消えるはずもなく、寝ても覚めてもどんな時にもズキンズキンとした痛みに苛まらながら過ごして、バスのステップを上がる度に『どうしてちゃんと低床にしてくれないのか?』と心の中に毒が生まれていました。

身体の痛みはその部分だけで済まず、心も病んでいくもの、高じれば性格すらも変えてしまうのかも知れないと思いました。

そんなこんなの毎日を過ごし、気がつくと初診申し込の電話をしてから一年。

そうか、こんなふうに時間はあっという間に過ぎていくのだと思って、もう一度電話をしてみると、今度は8ヵ月後なら診察が可能だと言われたので迷わず予約をしました。

夏の終わりの初診で院長先生は、『この状態では早速手術をした方が楽になるでしょう。』と診断を伝えて下さり、年内に日程を調整する事にしました。


その後、手術に向けて会社内外の仕事の調整をつけて12月に入院を決まめたところで、あらぬ横槍が入りました。

術前の検査の為に受診した時、その日の当番医とは違う先生が私の歩行状態や年齢を見て、突然診察室に入ってきて「杖も付かずに歩ける貴女の様な人にはまだ手術は早い!」と独自の理由を捲し立てました。


ようは、年齢が若くて手術をすると生涯にもう一度入れ替えないといけなくなるかも知れない。だから手術は遅ければ遅いほどいい。あなたは後10年我慢しろ。と言う事なのです。

この先生は、私がどれだけの覚悟でこの病院を選び、手術の日程を決めたのか、何も解っていない…。と感じました。


さあ、その後は私の番です。


「この病院の院長と、副院長が手術の適応だと診断され、私の今後の仕事や人生について確固たるビジョンがあってこの時期に手術をする事に決めたんです。先生がこだわっている60歳を超えてからと言う基準はあくまでも標準的な事で、今の私には当てはまりません。この先5年.10年痛みを抱えて自分のミッションに集中できない毎日を送って過ごす事は考えられません。今車椅子になってしたい事の制限がかかるより、早く手術をして、10年間仕事に集中して、入れ替えの時期が早まったとしても、そしてその先車椅子になるのならそれはそれで受け入れます。
私には私のしなければならない事、その背景に沢山の社員たちの生活がかかっているので、この決定を変更するつもりはありません!!!」とお伝えしました。


「それならイイよ‥‥」と小声で呟きながら、素敵なエルメスのピカピカの靴をお履きになった先生は診察室から去っていきました。

結果は術後10周年が物語っています。
今日の検査では、クッション部分のへたりも無く、きちんと収まっているので、全く心配はなく、大事に使えば後10年は大丈夫!との事。


様々な病気の治療法は先生の数だけ考えがあるのだと思います。
このエピソードも10年前の事ですから、今はもっと患者本位の説明と、自己決定が尊重がなされている事を心から願います。


手術から4ヶ月後。
薬局の支店を開業することを決め、7月にヒロ薬局さくらべーるを誕生させました。


その翌年には念願のリハビリ型デイサービス、すまーとを開設。


どちらも気力、体力、資金力がなければ実現しなかった事です。


自分の身体の痛みに意識が向いている毎日では決して成し遂げられなかったと思います。


その後、福祉用具展示室兼多目的スペースとしてすまいる♡くらぶを開き、地域のお客様とのふれあいイベントを重ねてきました。


そして、そして、今年は薬局本店の移転。


いつも本気で一生懸命だったと自負していますが、今回ばかりは大仕事を成し遂げたと、その後しばし脱力気味でした。


それもこれも10年前の決断が今日を作り出しています。

そして、早めの夕食で自分にお祝い🎊



嬉しい時も悲しい時もやっぱり好物のお寿司🍣
初めて飲む日本酒の『作』・・・なかなか美味しかったです🍶

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少し残っている『作』の為に追加・・・・。ああ~満足(^^♪

元気でいられる事に感謝すると共に、元気でいられる為に出来る事をこれからも続けていきます☆彡


2021年12月29日

仕事納め

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   2021年 お疲れ様でした!      

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   2022年 どうぞ宜しく!


12月29日(水曜日)

お陰様で2021年のお仕事を無事に納める事が出来ました。


コロナの感染防止の為に、行ってきた様々な対策も幸か不幸か何となく身につき、衛生的に過ごせたのは良かった事だと思います。


今年1年を振り返ると・・・・。

家族、友人をはじめ、仕事関係者、経営者の集い、勉強会も縮小し、Zoomで時々情報交換をする程度で、初めはモチベーションを保つのに苦労したものです。


親しい方に『〇〇さんはどうやってモチベーションを保っているんですか?』と電話をしたことがありました。
『古谷さん!モチベーションなんか、保てるわけないでしょ(笑)僕なんか、毎日、やっちゃった!ていう事ばかりですよ。大丈夫、社長が信じた事をやればいいんです』と快活な笑いと共にすごく解りやすい励ましの言葉を頂きました。


4月・・・・既存の賃貸契約の更新に出かけた際に、『社長、ここどうですか?』とこれから完成する物件を紹介されたのが薬局の新店舗になったマンションでした。


物件と人は縁とタイミング!!


実は全く違うエリアで探していたのですが、不動産屋さんの押しの一声で私のプランが全く変わりました。


本店の移転に関してはことある度にせがまれていた事でしたが、現実的ではないと思い込んでいました。実際に大きな痛手を被ることなく移転に相応しい物件が無かったのも事実。


それが、『何と言う事でしょう・・・!』

既存店舗の2倍のスペース。


離れたとしても、何とかなる位置。


そして、どこの不動産屋さんも必ずライバルの話をして結論を急がせます。


そう、だから縁とタイミングなのです。


石橋をたたいている最中に、お宝が他の人のモノになってしまいます。


それからは、本当に色々な事を急速に進める事となりました。


床面積の割には、太い柱の影響で図面を起すのには苦労しました。


採寸、採寸の繰り返しで設置する物品の選択を行い、納品とお金の準備。


真夏の太陽の下、待合室の椅子選びにオフィス家具を見て回りました。


9月に予定通り引っ越しが終わり、処方箋が離れるのでは・・・・?と懸念していた事が実際に起こりましたが、どんな決定にもリスクは付き物。


それを取り返す為に、全社を挙げて処方箋を増やすアイデアを募り、すぐできる事から始め、年明けには『LINE』を使って処方箋を受けられるシステムを導入する事を決めました。


一大事業を成し遂げるには、どんな小さな事や物でも意思決定、判断のスピードが左右することも学びました。

そして、必要な契約の分多くの方々にご尽力頂きました

お陰様で、良い職人さんと出会う事ができ、素敵な仕事をして下さる担当者さんとの出会いが生まれました。


一つの縁を見逃し、タイミングを逸すると出会えなかった方々です。


今年はそんな素晴らし方々と一緒にお仕事が出来た事が一番の嬉しい出来事でした。


そして、新店舗の事で頭も身体も一杯いっぱいになっている私を支えてくれた社員のみんな。


苛立つ私の話を傾聴してくれ、身体を労わってくれる一言ひとこと。本当に心に沁みました。


やはり、一人では何も出来ないのだなアと実感させられます。


来年も頑張らないといけません。


今年一年、お世話になりました皆々様に感謝を込めて、今年のブログ納めといたします。

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