3月7日(月曜日)
『三方よし』とは近江商人が唱える経営哲学の一つです。
①買い手よし
②売り手よし
③世間よし
この精神は物事が上手くいく為の考え方の全ての基本だと思います。
上り手が自分ばかり儲けようとして買い手に高値でモノを売ったら、『買い手よし』にはなりません。
高く仕入れた買い手が、自分の儲けを減らしてでも『世の中によし』を作ろうとしても長続きはしません。
何事もバランス感覚を磨きながら、お互いに歩み寄り、誰にとっても損得が大きくならない様にするのが大人の仕事だのだと思います。
金融機関とのお付き合いも同じです。
昔の金融機関は『傘』に例えられていました。
『銀行は、晴れている時に傘を貸し、雨が降ると傘を取り上げる☂』
晴れている時→景気が良くて企業の成績が良い時
雨降り→景気の雲行きが悪くなり、業績が思わしくない時
最近『三方よし』とはかけ離れたやり取りを体験しました。
そして、それは何だか不思議な気分の悪さを感じました💦
しかし数日後の今日『三方よし』の体験をしました。
みんなが喜ぶ結果が予測できるお話を前に、声も弾み、自然に感謝の言葉が出まくりますし、マスクの下の顔も、思い切り笑顔になりルンルンな気分です♪
・・・・今回の不幸な意思決定をした国のリーダーも、どうしたって自国の事が一番なのでしょう。
その考えは否定できなくても、こんなに多くの犠牲者を出してでも手に入れるべきものなのか、不思議です。
土曜日、ぼんやりと携帯を眺めていたら、一通のtweetが目に止まりました。
『やっとの思いで無事に国境を越える事ができました・・・。支援者のサポートを受けてこれから日本を目指します』
無事に国境を越えた・・・・というフレーズで涙腺が崩壊しました。
『どうかこれからの道のりもご無事で』と祈る事しか出来ない自分の非力に涙が出たのかも知れません。
同時に、今の自分がどれだけ恵まれているかを思い知らされました。
恵まれている中での生活・仕事・・・・。
精一杯出来る事に目を向け、三方よしの実現に向けて進まなければ。