5月18日(水曜日)
コロナ渦に於いて在宅ワークが主流になり、各家庭では色々なご苦労がある様です。
私自身も、しばらくはリビングのテーブルにPCを置いていましたが、色々不都合を感じ、納戸にしていた部屋を片付け、使い勝手の悪いライティングデスクを処分し、新たに仕事用の机を購入して仕事部屋にしました。
リビングには仕事関係の書類を持ち込まず、PCも居場所がはっきり決められて、気分的にも公私の区別がつきやすくなったのは良かったと思います。
会社のPCにリモートで繋ぐとほとんどの仕事ができますが、画面が小さいのと、解像度が劣るので、大きめのモニターを追加して更に効率を良くしました。
もう一台のノートPCは主任ケアマネジャー協議会のもので、会の支払いはネットバンキングで行い、Zoom会議もこのPCでURLを作成し、委員に送付しています。
Zoom会議の際には、もともとのPCに保存している議事録や諸々の資料を開き、会のPCで入退室の管理を行いながら進めるので、時々混乱してしまいます😢
そして手元の携帯には『遅れます』とか、『声が聞こえない』など色々な情報のやり取りがLINEで飛んでくるので、会議の準備も途中も本当に忙しいです。
便利になったが故のアルアルですね。
さて、ネットバンキングと言えば・・・・。
主任ケアマネジャー協議会はまだ会員数も少なく、運営に携わる委員の方々も数名です。
ですから、私は代表理事として、会計係として色々な事を請け負っています。
PCで出来る事はPCで・・・と言う事で銀行もネットバンキングの契約を行い、出入金の確認も出来る様にしたのですが、創立の際に立て替えた金額を戻して貰う為に、会の口座から私の口座に振り込みをした際に、支店間違えで全く別人の口座に振り込まれたという事件が起こりました。
私の口座は深川支店で会の口座は木場深川支店。
同じ銀行の支店間の送金でしたが、うっかり木場深川支店を選択してしまったのです。
操作画面で口座名義人を私の名前で入力したにも関わらず、なぜかそこは読み取らず、支店名と口座番号だけでお金が動いてしまいました。
送金終了して直ぐに知らない人の氏名に気付き、銀行に連絡を入れ、振り込みを中止して欲しいとお願いしましたが、人の口座に入ったお金は勝手に戻せないとの切ない返事。
戻すためには、当事者が同意した上で、自ら戻す作業をしないと銀行としては何も出来ないとの回答でビックリ仰天でした!!
今、話題になっている4630万円には程遠い17万円という金額でしたが、私にとっても会にとっても貴重なお金です。
出来る事と言えば、『組戻し』という手続きを行う事のみ。
組戻しとは、銀行が当事者に連絡を入れ、事情を話しお金を戻してくれるように交渉をしてくれる作業の様です。
しかし、どんな方法で、どんな頻度でいつまで交渉してくれるのかは『個人情報保護』の為に教えてくれません。
その手続き後、こちらから問い合わせをすると、何とか現状を伝えてくれますが、銀行からは全く連絡がこない仕組みになっているのも不思議です。
間違えたのは自分が悪いので、17万円は諦めようと思いましたが、会計処理をどうしたら良いか?別の悩みが生じました。
9月に起きた事件・・・・・。
12月まではネットバンキングで入金の有無を確認していましたが、年が明けて会計報告書を作る際にどうなっただろうとダメもとで銀行に連絡したところ、『戻されています。確認していないんですか?』と冷ややかな対応💦
『無事に戻りました』と一報を入れる事もしないそうです。
よくよく確認したら1月に確かに戻されていて、首の皮一枚が繋がった想いをしました。
私の場合、支店名が違っていても、名義人は合っているのにどうして知らない人に振り込まれたのかと聞いたところ、他銀行の場合は、氏名までチェックを掛けるが同一銀行の本支店間では支店名を口座番号だけで突合するので、氏名は無視されるのだとか・・・・。
それならどうして氏名の入力欄があるのか・・・・・???ユーザーとしては色々な疑問が生じますが、銀行も縦割り業務。
窓口は窓口の自分の業務以外には口出ししない。
ネットバンッキングの突合の不具合を伝えても『意見として伺っておきます』とだけ。
それからは、会社の振り込みも、会の振り込みも誠に慎重に指差し確認を行う様になりました。
便利になる為に開発されたシステムに落とし穴がある事を知ったのなら、そこを即座に改善して欲しいと切に望みます。
私の場合は相手がそのまま戻して下さいましたが、山口県は大変な騒動が続いています。
ちなみに、その時弁護士さんに相談したところ、17万円を戻す為に訴訟を起こしても、戻ってくる可能性が100%とは言えず、また裁判の費用を考えると、少し高いが勉強料だと思うしかない・・・・と言われました。
今思えば、自分がミスをしたことで、銀行の仕事の仕組みや、対応の是非、色々な学びがあった上でお金が無事に戻ったので、ある意味幸せな体験だったのかも知れません。