栗の帽子の男の子
11月22日(火曜日)
この数日、富に秋めいて来ました。
通勤の途中、栗を模った帽子の男の子が後ろから追い抜き様に『こんにちは~!』と元気よく挨拶をしてくれたので私も『こんにちは~』と返事を返しました。
すると『ママ、お返事してくれたよ』と嬉しそうに報告しています。
ママさんは下のお子さんを乗せたベビーカーを押しながら速足で進んでいるので、3歳くらいの男の子はママの手に繋がれてほぼ走っている感じ。
少し距離が開いたと思ったらまた振り返り『バイバ~イ!』と言ったので『バイバ~イ!』と手を振ったところ、またまた嬉しそうに『ママ!またお返事してくれた♪』と喜んでいます。
これをあと2回繰り返したところで姿が小さくなり、私が進む道とは別方向に進んで行き、本当の売買になりました。
何とも可愛い出来事💕
人は物心ついた時から『ご挨拶』を大人から教わります。
マンションのエレベーターや廊下ですれ違う時に、きっとその男の子はママやパパに挨拶の方法を教えて貰ったのでしょう。
そして覚えた挨拶でどんな返事が返るのかを体験したくて私に声を掛けてくれたのかも知れません。
無邪気な様子を微笑ましく感じる一方で、この子が大人になっても自分から挨拶をする習慣をずっと続けて欲しいと願いました。
また、自分が挨拶をした際に返事が返ってこない時にも、それにめげずに声を出し続けて欲しいと思いました。
大人になると、何故か挨拶がぞんざいになっていく傾向があります。
私も未だに体験することがあり、不思議に感じると共に、残念でなりません。
職場や顔見知りの人に返事を返して貰えない時に何を一番に感じるかと言うと『もしかして何か怒らせる事した?私、嫌われている???』という不安。
その次に『聞こえなかったのかな?』という疑問。
その後には『感じ悪い!!!』という評価。
シンプルだけど、根深い『挨拶返さない問題』・・・・。
これは些細な事の様で、実に人間関係を悪くする材料になります。
頭ではコミュニケーションが大事!だと解っていても実行が伴わないと最悪です。
栗の帽子の男の子との数分間のやり取りを映像に残して、挨拶返しが出来ない人たちに見て欲しい・・・と叶わぬ想い