介護保険について
ヒロ薬局介護サービスからのメッセージ
ヒロ薬局介護サービス 所長補佐 谷口明子
・介護支援専門員
・管理栄養士
私は、ケアマネージャーの仕事に就きたくて、ヒロ薬局介護サービスに入社し10年が経ちました。その間多くの利用者様やご家族との出会いとお別れを体験し、その事から多くの事を学ばせて頂きました。
厚生労働省では2025年を目途に可能な限り住み慣れた地域で自分らしい生活を人生の最期まで続けることが出来るよう『地域包括ケアシステム』という体制を整える事を進めており、ケアマネージャーは、その軸となり調整や連携をとっていく役割となることを期待されています。
もともと、ケアマネージャーとはその様な役割を果たすものではありましたが、今なおその期待が大きくなっている事は確かです。
私が入社し1年ほど経った頃に担当させて頂いた方はお一人暮らしでしたが、周囲のご支援を受けながら何とか自宅で過ごし続けたいと希望されていました。しかし、そのご本人のご希望を叶えるにはあまりにも多くの課題があり、どうしたら良いか迷っていたことがあります。
その時に上司から①医療を整えること ②各専門分野のまとめ役になること、と二つのアドバイスを受けました。それを実践し、主治医に在宅の状況を知って頂くために在宅に出向いて頂き、同時に包括支援センターや区役所の各担当者の皆様にも支援のSOSを出す事が出来ました。
ケアマネージャーとは、まさに各専門分野をまとめる役割であることを実感したケースとなりました。
その事をヒロ薬局介護サービスでは『ケアマネージャーは扇の要』と表現しています。
私たちの仕事は相談業務が主ですが、内容によっては一人では受けきれないほど過酷な現状と関わる事になります。
ヒロ薬局介護サービスでは『3つの決まり事』を実践する事でご利用者様が安心してその方らしい生活が送れるよう、ご支援致します。
①新規ご利用者の方には二人のケアマネージャーが訪問し、4つの目と4つの耳で利用者様やご家族のご意向や課題を見て聴いて、豊富な経験と知識を活用致します。
②医療関係者、サービス提供事業者や関係者と密な連携をとります。
③一人の利用者様を一人で抱え込まず、チームスタッフみんなでご支援致します。
今年度は、主任ケアマネージャーを目指して新たな勉強に取り組み、私達の存在がもっともっと皆様のお役に立てる事を目標に頑張ります。
あっとほ~むからのメッセージ
あっとほ~む 所長補佐 岩井美奈
・介護福祉士
・介護支援専門員
・サービス提供責任者
15年前の春、不安と期待を胸に、私はヘルパー2級(現初任者研修)取得のために学校へ通い始めました。
訪問介護の仕事は、厳しい仕事です。
ご利用者との1対1の関わりの中で、様々な葛藤があります。どんな状況であれ自分自身をコントロールし、ご利用者の前では笑顔で向き合うことが求められます。ご本人や家族の意向・チームで定めた方向性に合せた支援、それぞれの希望や生活歴に合わせた自立への配慮、またご本人や家族の気持ちを代弁することが私たちの役割です。介護の仕事は、暗くて辛い面ばかりが強調されますが、チームワークが実を結び、ご利用者と家族の毎日に一筋の光と笑顔につながることが私達の原動力になっています。
介護保険法は、お互いを支え合う社会作りを目指すことを掲げています。私たちが日々介護に向き合う姿がその仕事の魅力となり、次の世代の仲間へ引き継がれることが私自身と『あっとほ~む』の夢であり目標です。